知床半島を海から眺める-2
鷲の形の崖
冬になるとシベリアから来る流氷に一面覆われるオホーツク海。流氷と波に削られた岸壁は見事です。
シベリアのアムール川の真水が流れ込んだオホーツク海では、海面近くに塩分の薄い層ができます。
塩分が薄くなると海水は凍りやすくなり、厳しい寒さによって薄氷から次第に成長。
南下する海流に乗って漂流しながら更に大きな流氷に成長していきます。
例年1月頃オホーツク沿岸に現れるそうです。
網走は北緯44度、オホーツク沿岸は海が凍る南限だそうで、
この流氷によって運ばれるプランクトンが知床の海と陸生生物を豊かにしているそうです。
左のオーロラ号は1月末からは網走へ移り「砕氷船おーろら」として流氷クルージングに使われるそうです。
私たちは右側の同型のクルーザーで世界遺産の岸壁を堪能しました。
流氷に埋め尽くされたオホーツク海も見てみたくなりました。
その時期には頭上にオジロワシ、オオワシ、も乱舞しているのでしょうか。
by NPHPID | 2005-10-29 00:55 | Trackback(1) | Comments(0)